定例北見市議会開会

2024-09-06 掲載

(北見市/政治)

西垣内議員への辞職勧告決議案を可決
廃棄物処理場で威圧的な言動

「市議としての自覚欠く」法的拘束力はなく
補正総額799億1千万円の一般会計なども提案

 2023年第3回定例北見市議会が5日に開会。辻直孝市長らの提案説明に先立ち、市廃棄物処理場で職員への威圧的な言動があったとされる西垣内義章議員(北見を元気にする会)への辞職勧告決議案が提案された。起立採決が行われ、賛成多数で可決されたが法的拘束力はない。西垣内議員はこの日、議会を欠席した。

 報道などによると西垣内氏は7月22日、市廃棄物処理場で委託業者の職員らに威圧的な言動を取ったとされ、議長から厳重注意を受けていた。

 辞職勧告決議案の提案者は浦西孝浩議員(市民連合クラブ)、加城博志議員(次代)、菊池豪一議員(日本共産党)の3人。代表して浦西議員が「市議会議員としての自覚を欠いており、許されるものではない。直ちに辞職するよう求める」と提案理由を説明。菊池議員は「昨年7月15日にも同様の行為があったことが発覚しており、再び起こり得る行為。理解しがたい」と賛成の立場で討論を行った。

 採決では、議長を除く24人のうち8人が退席し、残る16人が賛成した。

 この日提案された議案のうち一般会計は11億3500万円を追加し、補正後の総額は799億1千万円。全会計を合わせた総額は1225億9500万円となる。過疎バス路線対策補助金1億6300万円、常呂厚生病院の事業損失に対する補助金1億8700万円、北見赤十字病院と道東の森総合病院の救急医療など不採算部門への補助金5億200万円などを盛り込んだ。

 市議会は10日まで休会し、11~13日に代表・一般質問を行う。会期は27日までの23日間。(柏)

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