北見市は来年4月から、置戸町の生ごみを受け入れ、焼却処理を行う。さきごろ開かれた市議会福祉民生常任委員会で報告した。
市は現在、訓子府町、置戸町、津別町との協定に基づき3町で排出される燃やすごみ(生ごみを除く)とスプレー缶、訓子府町と置戸町の廃プラごみを受け入れている。
置戸町では現在、燃やすごみとは区別して生ごみを収集し、堆肥化処理して町民に還元している。しかし分別や保管の負担が大きく、悪臭の問題もあり、燃やすごみとしての処理を希望する声が寄せられていた。
市大和の廃棄物処理場では3炉の焼却炉をローテーションしながら常時2炉を稼働。1日110㌧の処理能力があり、近年の処理量は1日あたり約100㌧。置戸町から排出される生ごみは年間110㌧、1日あたり約0・3㌧で、処理能力に問題はないとして受け入れを決めた。
同町は1㌧あたり3万1千円の受入手数料を支払い、焼却灰は市の最終処分場に埋め立てる。津別町は一定量の焼却灰を持ち帰っていることから、委員から「置戸町も同じ扱いにならないか」との意見もあった。(柏)