北見市留辺蘂小学校6年生22人が9月26日、地域のお年寄りが活動する場に出向き、自分達で考えたレクリエーションを通じて交流を深めた。
総合的な学習で取り組む「福祉」の体験学習。高齢者や認知症の人とふれ合うことで理解を深め、高齢者福祉の重要性や福祉観の育みにつなげる。
児童達はグループごとに地域サロンや高齢者クラブ、認知症デイサービス施設の3カ所を訪問。このうち、はあとふるプラザ2階で活動する地域サロン「えがおの会」には児童6人が訪れ、この日のために準備した「風船バスケット」などを70~80代の女性7人と一緒に楽しんだ。
みんなで輪になって、風船を落とさずにラリーを続けながら中央に置いた的に風船を入れるゲーム。児童はお年寄り全員が風船に触れるようフォローしたり、優しい声かけをしながらも一緒になって楽しんでいた。このほか、同会が「脳トレ」として楽しむ手遊びやしりとりなども行った。
授業を終えた女子児童は「自分が想像していた高齢者のイメージとは違って、とても元気で驚きました。手遊びやおしゃべりができて楽しかったです」と話していた。(理)