北見の留辺蘂高校3年生3人が4日、同校で異世代交流会を開き、70~90代のおじいちゃん、おばあちゃんを先生に昔ながらの遊びを教わった。
授業の一環で安心して子育てができるまちを目指し、自分達にできることを研究している。異世代交流会は、地域のお年寄りから昔遊びを教えてもらい、11月に行う幼稚園・保育園の園児との交流に役立てようと、企画した。
お年寄りは、手遊び歌「ごんべさんのあかちゃん」やお手玉、あやとりなどを披露し、生徒も一緒に手を動かした。木工作が得意な男性が持参した手作りの輪投げで楽しく競い合う場面もあり、和やかな時間が流れた。
また、生徒達からは若い世代の遊びとしてショート動画共有アプリ「TikTok」を紹介。座った状態で音楽に合わせて手を動かし、全員で動画の撮影にも挑戦した。お年寄りは「初めてだったけど意外とおもしろいね」と令和の遊びに親しんだ。
交流会を終えた生徒は「ネットの情報だけでは伝わらない、昔遊びの奥深さを知ることができました。園児と交流する時は笑顔を意識し、自分達も楽しんできたい」と話した。(理)