国税庁が租税教育の一環として募集する「税に関する高校生の作文」で、北見北斗高校の女子生徒2人(2年)が札幌国税局長賞、北見税務署長賞をそれぞれ受けた。伝達式が20日に同校で行われ、北見税務署の笹原裕次署長から賞状などを受け取った。
全道から54校3582編の応募があり、「税について考える」は国税庁長官賞に次ぐ、札幌国税局長賞5編の中のひとつに選ばれた。
「公共」の授業の夏休みの課題として作文を書いた。
1人は税の歴史や日常の〝当たり前〟が税によってまかなわれていることへの気づきをまとめ「誰かを想って税を払う。自分の払った税が誰かの笑顔になる」として、税の使い道や役割を知る大切さを訴えている。「作文をきっかけに税への理解が深まりました。受賞はすごくうれしいです」と喜びを語った。
もう1人は「観光地を支える宿泊税」と題し、旅行の際に徴収された宿泊税の目的などを調べ、使い道についても言及した。受賞を受け「家族や友人などから祝福され、とてもうれしい。税について関心を持つ機会になりました」と話した。
このほか、租税教育推進校等表彰で北見の東相内小学校と錦水小学校が北見税務署長表彰を受けた。(理)