常呂高校の存続を願う住民らでつくる「まちと常呂高校未来プロジェクト」が11月27日、北見市に「公立高等学校配置計画に関する要望書」を提出した。
同校は今年8月に道教委から来年度の入学者が20人以下の場合、2028年度に募集停止になる可能性が示されている。これを受けて保護者や地元住民などが学校の存続に向けて10月に住民組織を発足。署名活動や住民集会などを行っている。
この日は田渕収一代表ら3人が市役所を訪れ、辻直孝市長に要望書を手渡した。要望書では、地域連携校として再編整備が留保されている現在と同じ、2年連続10人未満とする基準の継続を道教委に働きかけることを求めている。
田渕代表は「地域住民と一体となって常呂高校の魅力を考え、行動していきたい。地域連携校として認めていただけるよう働きかけを」と述べた。
辻市長は「思いは同じ。地域の状況を理解いただき、存続に向けて共に頑張っていきたい」と答えた。(理)