道代表として〝全国レベル〟に挑み「良い経験に」

2024-12-05 掲載

(美幌町/スポーツ)

美幌ラグビー少年団 高橋 虹翔くん

 美幌ラグビー少年団の高橋虹翔(ななと)くん(美幌北中3年)が、11月に福島県で開かれた第44回東日本中学生ラグビーフットボール大会ラグビースクールの部(セカンドステージ)に、北海道代表の一員として出場した。道内の有力選手が合宿に集まる中、22人のメンバー入り。9位に終わったが「通用するプレーもあり、自信につながりました。高校でも頑張りたい」と話している。

東日本中学生ラグビー大会
ラグビースクールの部に出場

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 高橋くんは身長172㌢、体重92㌔で、ポジションはプロップ。スクラムの最前列で相手と組み合ったり、モールで相手を押し込んだりと〝縁の下の力持ち〟的な役割を担った。

 北海道は大会で、山梨、福島との三つ巴戦に臨み、山梨に14―7、福島に36―0で勝ち上がったが、茨城に19―62で敗れ、9位と10位の決定戦に進んだ。決定戦では埼玉を59―7で下した。

 高橋くんは「関東のチームはタックルが低くて強く、展開も速かったです。個々の能力が高かった」と印象を述べつつ「コンビプレーなど通用する部分もありました」と手ごたえも持ち帰ってきた。

 大会に向けては、6月以降、札幌市などで開かれた3度の合宿に参加。6月の時点で59人いた選手が合宿のたびに絞られ、10月に北斗市で開かれた北海道、北東北のファーストステージを経て22人のメンバー入りを果たした。「素直にうれしいです」と笑顔を見せる。

 合宿やファーストステージでは、自分からチームメートに話しかけたり、負けている時に大きな声を出して盛り上げるよう心掛けたといい「技術面より、そういうコミュニケーション力が評価されたのかもしれません」と話す。

通用するプレーもあり自信に
高校では「花園の舞台に立ちたい」

 少年団からは6月の合宿に5人が参加。少年団の横山聖二さんは「誰が選ばれてもおかしくないレベルでした。高橋くんが最後まで残ったのは、自分を積極的にアピールできたからではないかと思います。おだやかな性格ですが、合宿や大会を通じて成長しました」と努力を認める。

 父親やおじなど親類にラグビー経験者が多く、幼稚園時代にラグビーを始めた。今冬も全国大会に出場する遠軽高校に進み、ラグビーを続けるのが現在の目標。「大会では良い経験を積むことができました。当たり負けしない選手になりたい。花園の舞台に立ちたいです」とさらなる向上を誓う。(浩)

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