株式会社ジャルパック(東京)が主催する研修のモニターツアーが1月21日から23日まで美幌町内で行われた。人材育成に加え、訪れた地域の課題解決を図るツアー。23日にはワーキングスペースKITENで発表会が開かれ、道内外8社13人の参加者が考える美幌の観光振興策を紹介した。
ツアーは次世代リーダーの育成、関係人口の創出を目的に、同社が全国の企業から参加者を募り、全国6カ所で実施。今回、道内唯一の開催地となった美幌町は、同社に「観光の振興」を地域課題として伝えていた。
航空会社やコンサルティング会社、大手小売業などさまざまな業種の若手・中堅社員らが参加。3日間、屈斜路カルデラトレイルの体験や、みどりの村森林公園の散策、役場職員の講義、ディスカッションなどに取り組んだ。
発表会ではA、Bの2班に分かれて振興策を紹介した。
A班は「A級、B級ライセンスの所有者が冬のドライビングを体験する聖地にしては」、B班は「みどりの村に道の駅のような施設をつくり、体験型コンテンツを提供して観光振興の拠点にする」と提案。それぞれ収支なども示した。提案に耳を傾けた髙﨑利明副町長は「美幌の資源を生かすヒントをいただいた。将来に役立てたい」と感謝した。 (浩)