今年に入ってから、安全運転管理者選任事業所にかかる交通死亡事故が増加状況にあることから、北海道安全運転管理者協会(安管協)と北海道安全運転管理者事業主会は連名で4日、会員事業所向けに交通事故防止のメッセージを発信した。
会員事業所のドライバーが第一当事者となる交通死亡事故が1月末現在、道内で6件(前年同期1件)と「異常なペースで発生している」と両会。
とくに歩行者が関係する事故が4件と多いことから「歩行者優先と保護の徹底に努めること」を訴えている。ほかに車両単独と車両同士の事故が2件。
メッセージでは「運転中における危険の予測と油断の排除」「急のつく運転操作をしないこと」を求めている。
また〝シートベルトは命綱!〟として、両会が取り組む「発進前の全席シートベルト着用のセーフティチェック」の徹底を呼び掛けている。 (寒)
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安管協とは
一定以上の台数(自動車5台あるいは乗車定員が11人以上の自動車1台など)の自家用自動車(白ナンバー)を保有する事業所ごとに安全運転管理者1人を選任。道路交通法に基づき、運行計画や運転日誌の作成、安全運転の指導を行い、年1回の講習参加が義務付けられている。