北見市 財政健全化計画の影響 花えーる②

2025-02-20 掲載

(北見市/本紙連載)

花えーるを考える会の会合で

まず知ってもらうことから

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 花えーるを考える会の会合ではメンバーから「花えーるのことを知らない人が多いようだ」「留辺蘂自治区以外の人にも、こういう施設があることをPRしなければ」といった声が複数上がった。

2007年オープン
花公園と活性化施設

 花えーるは北海道の中山間事業の一環として2007年2月、北見市留辺蘂町花丘にオープン。農村花公園「根々の丘」と活性化施設「おんねゆ温泉農業交流センター」の大きく2つで構成される。

 場所は温泉街の裏手の丘陵地。かつてスキー場もあった根々山のふもとの約4・6㌶を農村花公園として整備。シベリアアヤメ、ラベンダー、アネモネなど植栽された季節の花が次々と咲き、憩いの場となる。「役所の人もきれいな花の時期に来てくれれば」とメンバー。立地環境を生かした星空観察会を開いたこともある。公募で地元小学生により「根々の丘」と名付けられた。

 中核となる、おんねゆ温泉農業交流センターは、地元の中学生が、花が地元の人を応援(エール)するという意味を込め「花えーる」と名付けた。木造平屋建て総床面積約419平方㍍に多目的研修室、調理実習室などを設備する。

 調理実習室には各種加工器具が備えられ、チーズやアイスクリーム、パン、みそ、コロッケづくりなど多彩に調理が楽しめる。個人の趣味から学校・施設の団体利用まで幅広く利用され毎月3~5回利用するというグループが複数あるほか、幼児や小学生を交えた親子調理体験会や修学旅行のルートにパン作り体験が組み込まれたこともある。

 考える会のメンバーは「これだけ多くの設備を備える施設はあまりないのでは。みんな大事に使っていてまだまだ使える。もったいない」と話す。 <つづく>(寒)

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

キーワード

  • 財政健全化計画

関連記事

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー