置戸町議会定例会が10、11日に開かれ、本年度一般会計補正予算など議案10件を原案通り可決し、会期を1日残して閉会した。
一般会計には、来年4月からの利用開始を予定している移住体験住宅(町拓殖)の備品購入費やプロモーション動画の制作委託料など、移住・定住促進事業に要する経費などを追加。総額55億879万円とした。
11日には議員4人による一般質問が行われた。山田耕平議員は、大型の太陽光発電(メガソーラー)建設に関する条例の制定を求めた。大規模な森林伐採による景観の悪化や土砂災害を引き起こす危険性など、各地で太陽光発電を巡るトラブルが起きていることから「先手を打ち、町が主体となって条例制定を」と山田議員。深川正美町長は「国や道の動向や他市町村の事例を見ながら制定に向けて検討していきたい」と述べた。
また、築48年が経過した町中里の火葬場について質問した前田篤議員への答弁の中で、深川町長は、来年度に向けてエアコンを設置する考えを示した。 (理)