東京農業大学競技スキー部合宿所(寮)の開所式が4日、大空町女満別昭和93で行われた。大空町と大学の包括連携に基づき、町の遊休財産だった旧女満別高校寄宿舎を購入して開所。部員たちは新たな拠点のオープンを喜び、競技での活躍や学業の充実を誓った。
競技スキー部はマネジャーを含め部員20人。10人がクロスカントリー、6人がアルペン、1人がジャンプ競技に取り組んでいる。
開所式では、伊藤博武部長が「長年の念願がかない、スキーと学業にまい進できます。全日本インカレの勝利を目指して一丸となって努力したい」とあいさつ。来賓の松川一正町長は「町内の小中学校ではスキーの授業もあり、皆さんから技術を教えていただくことで、スキーをやりたい、東京農大で学びたいという子が育てば」と期待した。
従来の合宿所の浴室は同時に2人までしか利用できなかったが、新しい合宿所では数人が利用できるなど、環境面が向上。選手を代表して松田悠真主将(4年)は「来季は入賞者を増やし、(クロカンの)リレーは今季の10位を上回りたい。新しい合宿所で質の高い練習をこなし、ご支援やご期待に応えたいです」と抱負を述べた。
最後に江口文陽学長、松川町長らがテープカットし、開所を祝った。 (浩)