例年より多く会員企業から23人の新入社員を迎え、北海道中小企業家同友会オホーツク支部の合同入社式と新人研修会が北見芸術文化ホールで行われた。
事業主らが見守る中、緊張した表情の一人ひとりが紹介された。田村友朗支部長は「入社おめでとう、それ以上にありがとう」と最近の就職状況にふれ「一緒に仕事ができることが嬉しい」と、新たな仲間達を歓迎した。
そして、社会人の先輩として「仕事をしていく上で疑問に思ったことはぜひ発言してほしい」と切り出し「それをしなかった私は今も悔やんでいる」と明かした。その上で「社会に出たら学ぶことだらけ。経営者もよりよい職場づくりへ学んでいる。違った目線、違う考え方で世代交代へ挑戦して」と激励した。
これを受け、出席した新入社員を代表し、㈱PHYSIT(フィジット・コンディショニング)の佐藤聖さん(21)が「失敗を恐れず社会に貢献する。スポーツを通じて地域を元気にしていきたい」と決意表明した。
支部会員らが講師となり社会人としての心構えを講話したほか接客などのマナー研修も行われ、社会人の第一歩を歩み始めた。 (寒)