美幌、津別、大空の美幌地区三町広域観光協議会(会長・宮田博行美幌観光物産協会長)の定期総会が16日、美幌町役場で開かれ、2025年度の事業計画が決まった。昨年10月に開通した3町をつなぐ自然歩道「屈斜路カルデラトレイル(KCT)」では、プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんを招くなどプロモーションに本腰を入れる。
KCTは藻琴山~美幌峠~津別峠をつなぐ全長25㌔の自然歩道で、2024年10月に開通。利用は6~10月で、冬季は閉鎖されるため、シーズンを通じて利用できるのは今季が初めてになる。今季は6月2日にオープン記念式を予定している。
田中さんは人力のみで日本百名山を踏破する「グレートトラバース」などの活動で知られる。協議会は、田中さんにKCTを歩き、ルートの魅力をSNSなどで発信してもらうことで幅広い層にPRを図る。
プロモーションビデオの撮影、アウトドアメーカーや用品店と連携してのイベント、全区間を踏破した人への記念品贈呈、ルートの草刈りなども計画している。
このほか、7、8月に開かれる各町の夏まつりに特産品を提供。8月までに計5回、本紙「経済の伝書鳩」に広告を掲載してイベントを紹介する。
宮田会長は「5月からイベントが始まっていく。KCTを有効に活用し、大勢が訪れるようご協力をお願いしたい」と述べた。 (浩)