春の全道火災予防運動が20日にスタートした。30日までの期間中、北見地区消防組合消防本部は車両による巡回、SNSによる広報のほか、街頭予防啓発など特別行事や消防査察による防火指導などで火災防止を呼びかける。
空気が乾燥し火災が発生しやすい時期を迎え、防火意識を広め、火災による死傷者の発生や財産の損失を防ごうと実施する。
21日、同本部では消防車5台の前に署員30人ほどが整列し、出隊式が行われた。
同本部の佐藤哲也次長は訓示の中で「同組合管内で昨年の火災発生件数は50件。今年はすでに14件発生し4人が死亡し、平成以降最多となっている。岩手県大船渡市の森林火災のように、野焼きが原因の山林火災も多く発生しており、厳重警戒が必要。署員が一致団結し強力に火災を予防したい」と述べた。(知)
