置戸町地域おこし協力隊の活動報告会が18日夜、町図書館の夜間開館に合わせて開かれた。任期終了後も町内で活動している卒隊メンバーと現役協力隊員の計6人がこれまでの活動内容や今後の取り組みについて報告した。
昨年度卒隊した吉田雅智さん、クラリサ・オリビアさん、馬場(旧姓林)奈緒美さん、田村大輔さん、青木ゆめのさんの5人と今年6月で着任3年目を迎える馬場裕之さんが、町民ら50人を前に発表した。
2022年4月から今年3月まで学校巡回司書のミッションにあたった馬場奈緒美さんは、任期終了後も個人事業主として町から巡回司書業務を受託しているほか、古本と新刊を扱う移動本屋「pirka書林」を営んでいる。置戸での3年間は、人との出会いに恵まれ「初めて町のために何かできないかと考えたり、主体的な住民になれたと思います」と心境を語った。
このほか、青木さんは卒隊後も民泊開業に向けて町内の空き家のリノベーションを継続。宿泊所という形だけでなく、子ども達の想像力を刺激するワークショップやものづくり体験を提供する場としての構想を語り、今秋ごろの開業を目指していると説明した。 (理)