
美幌警察署と美幌地区交通安全協会などは2日、ぐるっとパノラマ美幌峠を訪れた観光客に対し、山菜取りによる遭難やヒグマによる人身事故への注意を呼びかけた。
美幌町内では、熊の目撃情報が相次いでいるほか、昨年のゴールデンウイークには、津別町で山菜取り中の遭難死亡事故も発生した。こうした状況を受け、観光客へ向けて、レジャー時の安全対策を呼びかけ、意識向上を図った。
気温6度という寒さと霧の中、同署警察官や、協会関係者ら20人ほどが参加。北海道警察のシンボルマスコット「ほくとくん」と共に、観光客へ声を掛けた。
啓発グッズとして「崖に注意」「熊注意」などと書かれた夜光反射素材のキーホルダー3種類を用意。イラストは全て同署警務課警務係主任の大澤上毅(かみだけ)さんが手掛けた。「山菜取りに出掛ける時は、熊よけの鈴や熊スプレーなどの準備をお願いします」と話した。
キーホルダーの配布には、段ボールで作ったガチャガチャが用いられ、観光客の注目を集めた。 (知)