12日の北見地方は、南からの暖かい風が流れ込んだ影響で気温がぐんぐんと上昇。今年まだ20度を超えたことがなかった北見で、いっきに25・1度と「夏日」を観測した。この日の道内1位の最高気温。最高気温が北見で25度を超える平均は7月21日で1カ月以上いっきに季節が進んだ。まちなかでは、下校する小学生や高校生の半袖姿が目立った。
美幌も25・0度。この日の最高気温の全国ランキングは沖縄などの観測点が上位に並ぶなか北見は9位。逆にこの日の最低気温0・7度は全国4位、美幌の0・9度は5位の寒さ。北見の1日の寒暖差は24・4度だった。
気象庁のデータを基に本紙の調べによると、北見で日中の最高気温がその年初めて20度を超えた日は2013年の5月21日が最も遅く、今年はそれに次いで1980年、93年とともに1976年の観測開始以来2番目に遅い暖かさ。一方、その年に25度以上になった〝初夏日〟は50年の観測の中で4月が17回、5月以降が33回で今年は早いほうから33番目。
この日は下校時間の頃に気温が上がり、小学生は上着をランドセルに掛け、半袖で帰宅。放課後の公園でバレーボールを楽しむ高校生は汗をにじませていた。暑さにつられ、小公園に1本ある紅梅も彩り鮮やかに満開になった。
予報では今後数日間、夏日を含め暑さが続きそうで、体調を崩さないよう注意が必要だ。 (寒)