北見市シルバー人材センターの定時総会が5月28日、北見芸術文化ホールで開かれた。
冒頭、10年以上登録の永年継続会員20人を表彰した。
昨年度の事業報告で高齢の働き手が足りない課題に取り組んだ結果、登録会員数は前年度に比べ15人増加し688人。新たな入会制度などが奏効した。
事業実績は、経済活動の先行き不透明感から一般企業の受注契約の見合わせや公共事業の受注減があり、受注件数は伸び悩んだものの一般家庭からの受注が順調に推移。3月末における受注金額は請負と派遣事業を併せて4億150万9929円と前年度対比で83万円の微増となった。
今年度の事業計画では、人手不足分野の事業拡大に向けて、関係機関と連携強化を図ることなどを挙げた。高齢者の地域福祉の一役を担い、介護分野などで就業機会の確保に努める。厳しい状況が続くが、コロナ禍前の会員数と事業実績の回復をめざす。
大矢根洋哉理事長は「生涯現役社会の実現に向け、働く喜びと生きがいづくりの業務発展に努める」と述べ、会員の協力を求めた。