北見市の北見自治区と常呂自治区を結ぶ道道北見常呂線の一部ルート改修事業が今年度から始まる。工事区間は緑ケ丘~昭和の約1・6㌔で、カーブが連続する現在のルートを直線化し、安全性向上や交通の円滑化を図る。
現在の北見常呂線は、北見自治区の中心部を起点とし、西3号線(とん田通)から市道・青葉通との交点を経て仁頃、常呂方面へつながる。遠軽方面へのアクセスも良いため交通量が多く、国の基準に基づく第2次緊急輸送道路(※)に指定されている。
工事区間は青葉通との交点の南側から平成高架橋の下付近まで(地図参照)。現在、この区間は急勾配や青葉通とのT字路交差点、連続カーブがあり、冬期を中心に事故の危険性が高いルートとなっている。
そのため道は安全で円滑な走行の確保や道路ネットワークの強化に向け、ルートを直線化するとともに急勾配を解消。今年度は調査・設計に着手し、工事完了は2030年度を見込む。
網走建設管理部北見出張所は「改修工事により、特に冬場の安全性向上が期待できる」としている。 (柏)
※国道などの第1次緊急輸送道路と役場、警察、消防、医療などの主要防災拠点を連絡する路線。