北見水墨画協会の第44回作品展示会が、北見市内のNHK北見放送局内ぎゃらりーで開かれている。所属する5団体と個人会員合わせて31人の、墨の濃淡などで描いた作品33点が展示されている。23日まで(最終日は午後2時まで)。
パイプをくわえる男性の人生や肌の質感も伝わるような「パイプの煙」、魚の躍動感溢れる姿を描いた「跳」をはじめ、山水画などの古典や人物、建物といった題材を、さまざまな技法を用いて表現した作品が並ぶ。
また、今年5月に亡くなった個人会員の大泉梅代さんの大作「常景」も展示している。
第8回全国公募展「日美展」水墨画部門では、一般の部での準大賞をはじめ、作家の部と合わせて同協会から6人が入賞する活躍をみせた。松井憲一会長は「北見の水墨画のレベルはかなり高いと思っています。ぜひ多くの方に見てほしいですし、若い人達にも水墨画を知ってもらいたい」と話している。 (菊)