念願の土俵を自分たちの手で

2025-06-27 掲載

(津別町/スポーツ)

津別町教委が温水プール横に造成

津別町相撲少年団
夏場のけい古拠点、大会会場に
早く取組をしてみたい

温水プール横に完成した土俵 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
温水プール横に完成した土俵

 津別町教育委員会はこのほど、豊永の温水プールすいむ横の緑地に土俵を造成した。津別町相撲少年団の夏場のけい古拠点になるほか、大会などでも活用される。

 相撲少年団はこれまで、中央公民館の研修室で、土俵のマットを使ってけい古を続けてきた。土の感触を確かめながら取組をしてもらいたいと、新たに造成した。

 造成は少年団の団員や保護者、津別町相撲協会会員をはじめ、十勝相撲協会の会員、一般町民ら総勢約20人で実施した。緑地を深さ20㌢掘り下げて砂利を敷いて転圧。土俵に適した粘土質の土を30㌢入れ「たこ胴突き」と呼ばれる専用の道具で固め、俵を埋めて、直径4・55㍍の土俵を一日がかりで完成させた。

 土俵造成に合わせて、町民から鉄砲柱用としてタモの丸太の寄贈も受けており、近く土俵の近くに設置するという。簡易的な物置も設置し、夏以降に利用を始める。

 力士を目指す相撲少年団の池田湊くん(津別中1年)は「大相撲と同じような土の土俵でけい古ができるのはうれしい。早く取組をしてみたいです」と待ちきれない様子だった。

 子どもたちを指導する白尾聡さん(41)は「多くの方のお陰で無事に造成できました。けい古だけでなく、大会なども盛り上がるはず。大相撲に挑む子が出て、津別の名を広めてくれたら」と話している。 (浩)

たこ胴突きで土を固める池田くん(左)ら == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
たこ胴突きで土を固める池田くん(左)ら

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