
北見市の職員が市のコンプライアンス推進指針に違反する接待行為を受けていた問題で辻直孝市長は16日、全職員に向けて再発防止の徹底などを求める訓示を行った。
同指針では、市との利害関係者から接待を受けることを禁じている。しかし市の調査では、指定管理業務などを委託する北見都市施設管理公社側から武田雅弘副市長のほか17人が計20回にわたり飲食接待を受けていたことが判明した。
辻市長は市長と武田副市長の給与を3カ月間50%減額する条例改正をさきの臨時市議会に提案・可決されたほか、飲食に参加した職員に対し減給、戒告などの懲戒処分を行った。
また、再発防止策として同指針及び運用の見直し、職員の研修機会の増加、事業者に対するルールの周知などを掲げている。
辻市長は市議会議事堂で訓示を行い「深い反省に立ち、再発防止策を徹底し、市民の皆様から信頼される市政を一日も早く取り戻すよう、職員が一丸となって日々の業務に全力で取り組んでほしい」と述べた。 (柏)