陸上2年連続2種目・インターハイ出場へ

2025-07-22 掲載

(北見市/スポーツ)

北見商業高校 高橋 茉莉さん

100㍍、200㍍ 感謝の走りで応えたい
いざっ全国へ

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 北見商業高校の高橋茉莉さん(3年)は、高校総体・広島インターハイ陸上競技の女子100㍍と200㍍に出場する。昨年に続く2種目の出場権。今年はオホーツク支部記録を塗り替えての出場で「応援してくれる方々の期待に応えられるよう頑張ります」と静かながら、内面の芯の強さで決意を語る。

 美幌町出身。美幌RCで陸上の基礎を習い、中学3年で全国中体連に出場。昨年10月の日本陸連U18陸上競技大会(三重県)女子100㍍で当時自己ベストの12秒12をマークした。

 これはかつて北見緑陵高校で活躍した藤森栞菜さんの管内記録を0秒01更新するもの。当分破られないだろうと言われた記録を塗り替えると、今年5月のオホーツク支部予選はさらに12秒07(風マイナス0・4㍍)と自身の持つ記録を更新した。

 全道高体連は100㍍4位、200㍍3位。身長1㍍53㌢と小柄ながら華麗なピッチ走法で、並みいる私立強豪校の大きな体格の選手達と渡り合った。

 瞬発力を生かす「スタートが好き」で「フォームを意識した走りを心がけている」そう。「後半、ギアを入れ直した」という200㍍は準決勝で24秒86の自己ベストを出した。

 冬場は他校の選手と一緒に坂道ダッシュを行うなどトレーニングを積み重ね、今季の好タイムにつながっている。「皆さんが受け入れてくれて、先生方も教えてくれる」と練習環境に恵まれたと話す。

 顧問の北見商業高・遠藤和明教諭は「個人競技だがオールオホーツクとして選手を育てるのが管内陸上界の良いところ。高橋さんの人柄に負うところも大きい」と話す。

 指導者とライバル選手、それに両親のサポートにも感謝する。応援に応え「1本でも多く感謝の走りで恩返ししたい」と心の中で誓う。めざすは管内勢でまだ出したことのない100㍍11秒台。チームオホーツクのみんなの新記録だとの思いで、大一番に挑む。 (寒)

全道高校陸上女子100㍍決勝(左) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
全道高校陸上女子100㍍決勝(左)

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