
北見緑陵高校の相馬可夏子さん(2年)は全道高校陸上の女子七種競技と100㍍ハードルでともに3位。広島インターハイに2種目で出場する。特に七種競技はオホーツク支部記録を40年ぶりに更新。走って、投げて、跳んで「たくさん練習してきました」と充実した夏になりそうだ。
全道大会の100㍍ハードルは予選で自己ベストの14秒46。「理想通りのレースができた」と言い「それを再現しよう」と臨んだ準決・決勝はなかなかそうはできず全道3位。「ハードルを跳ぶというよりまたぐ感覚の走りを」とイメトレでバランス感覚を磨く。
七種競技は得意の砲丸投げで1位、100㍍ハードルと200㍍、走り幅跳びで各2位と総合力でいずれも上位。やり投げが3位で「苦手」だという800㍍も頑張って3位。今回は走り高跳びが不調で7位だったほかは安定した成績を収め合計4277点は留辺蘂高校の渡辺みやぶさんが1985年にマークし、しばらく破られていなかった4228点を抜いて支部新を達成した。北見緑陵高陸上部の飯島進也教諭は「こつこつと練習に向き合う努力家です」と高く評価する。
小学3年から陸上競技クラブのオホーツクキッズで活動。自己記録は「最初、下の方だった」そう。遊び感覚での運動が楽しく、いろんな種目にチャレンジ。冬場は体幹やサーキットトレーニングで「自分(体)を追い込んでいくうちに強くなった」とオホーツクのクイーン・オブ・アスリート。大舞台で一番多く出場機会があるのがうれしく「楽しく陸上やっています」。 (寒)
