
3年・安部 栞夏さん
女子5000㍍競歩で全道優勝
「決勝進出できるよう頑張る」
女子5000㍍競歩全道1位の安部栞夏(かんな)さん(3年)は高校に入ってから陸上競技を始めた。すでに昨年のインターハイとU16、今年のU20と3度全国を経験している。
自己ベストは今年の高体連オホーツク支部予選の24分08秒86。このタイムによりランキング1位で臨んだ全道大会は前評判のプレッシャーに負けず、きっちりと優勝した。
メンタル面が影響する競技で、自分のペースで歩けると勝負強い。15日現在の全国ランキングは5番目。23分50秒をめざし「決勝を歩けるよう頑張る」。
2年・田辺 采子さん
女子砲丸投げで優勝、やり投げでも出場
「フォームに磨きかけ決勝に進みたい」
女子砲丸投げ全道覇者の田辺采子さん(2年)も中学時代の全中、U16、昨年のインターハイとすでに全国大会3度出場を誇る実力者。2年生ながらランキング1位で臨んだ全道大会は11㍍台をコンスタントに投げ、危なげなく11㍍61で優勝した。やり投げでも全道6位入賞し、2種目でインターハイの権利を得た。
151㌢と小柄ながら大きなパワーを繰り出す回転投法のグラインドは、所属するオホーツクACの本間勝人コーチと内木一貴コーチから教わった。「もっとターンのスピードをつけ、決勝に進みたい」と美しいグラインド投法に磨きをかける。
3年・岩崎 鼓太郎さん
男子砲丸投げで3位
「決勝進出狙いたい」
男子砲丸投げの岩崎鼓太郎さん(3年)もオホーツクACのコーチに指導を受けた。支部予選13㍍60で全道大会直前ランクは7位。上位6番までの全国出場権に挑戦するが大会当日の旭川は猛烈な暑さで「熱中症のような体調だった」。それを逆手に取りアドレナリン効果で自己ベストを連発。14㍍41の3位でみごと全国切符をつかみ取った。「決勝を狙いたい」と意気込む。
3年・高橋 依さん
男子3000㍍障害5位
「ライバルにリベンジを」
男子3000㍍障害の高橋依(いお)さん(同)はランキング外で全道大会に臨むと、予選で10分を切る自己ベスト。「部活のメンバーが首を冷やしてくれたり、サポートしてくれた」と話し、決勝は感謝の走りで5位入賞。1位になった北見北斗高の嘉藤颯大選手(同)をライバル視しており「インターハイでリベンジ」と誓う。
2年・西迫 知希さん
男子棒高跳び4位
「自分の力、最大限発揮を」
男子棒高跳び全道4位の西迫知希さん(2年)は小学1年からオホーツクキッズで陸上に親しんできた。遊びを取り入れた練習が多く、木登りや高いところが好きな西迫さんに、オホーツクAC代表の金子航太さんが棒高跳びを勧めた。
棒高跳びは走力や体幹の強さなどさまざまな運動の要素が求められる。同時に「メンタルの強さも求められる」と西迫さん。全道大会で4㍍20を3回目で通過した時は「次もいけるのでは」と思い、4㍍30を1本目でクリアした。全国大会は「自分の持っている力を最大限発揮したい」と意気込む。 (寒)





