
北海道北見バス(本社・北見市)は10月4日から、スマートフォンのアプリを用いた新たな乗車サービス「MOBIRY DAYS」の運用を開始する。それに伴い、定期券が区間式から金額式に変更となるなど利便性が向上する。
新サービスは広島電鉄が開発したシステムを採用。北見バスによると、使い勝手やコストなどの面から同サービスの導入に踏み切った。都市間バスを除くすべての路線が対象となる。
利用するには、自身のスマートフォンでアプリをダウンロードし、ユーザー登録を行う。北見バスターミナルのほか北見、美幌営業所など7カ所で現金またはクレジットカードでチャージできる。専用ICカードの使用も可能で、乗車・降車の際、読取機にスマートフォンか専用ICカードをかざす。
自社ICカードは2026年6月末で利用停止に
現在の自社ICカードは10月3日で新規購入とチャージを終了し、2026年6月末に利用停止となる。
このほか新サービスへの移行に伴い、金額式定期券も導入。金額式定期券とは、購入した設定運賃の区間内であればバスを自由に乗り降りできる定期券で、道内事業者では初めて。乗り越した場合は差額分を支払えばよい。
問い合わせは同社(0570・007788)へ。