インターハイで 走幅跳と三段跳 メダル2個

2025-08-06 掲載

(美幌町/スポーツ)

美幌町出身、北海道栄3年 後藤 大輔さん

 美幌町出身で北海道栄高校陸上部の後藤大輔さん(3年)が、7月下旬に広島県で開かれた全国高校陸上競技対校選手権大会(インターハイ)の男子走幅跳で3位、男子三段跳で2位に入り、2つのメダルを獲得した。ともに優勝選手の記録とは数㌢の差。喜び、くやしさの両方を感じつつ「今回の経験を今後の競技人生に生かしたい」と未来を見据えている。

トップとは数センチ差
世界で戦える選手目指す

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 26日に行われた走幅跳は全国から66人がエントリー。後藤さんは11位で予選を通過し、12人の決勝に進出。決勝は1回目で7㍍54、3回目で7㍍55を記録。優勝した選手の記録は7㍍59で、わずか4㌢の差だった。自己ベストは7㍍63。「ベストを出せれば優勝できたと考えると、くやしいです」と唇をかむ。

 決勝は通常、6回の跳躍で争われるが、猛暑の影響を考慮して急きょ4回に短縮された。後半の跳躍で好記録を出すことが多く、スロースターターを自認する後藤さんは「(コンディションを)早めに上げようとしたが、上がり切りませんでした」と振り返った。

 中1日をはさみ、28日に行われた三段跳も66人がエントリー。後藤さんは予選を3位で危なげなく通過。12人、4回の跳躍で争われる決勝は、1回目で自己ベストを10㌢更新する15㍍41を記録。2回目は15㍍68でさらに記録を伸ばした。3回目にライバルの選手が出した15㍍74を上回る記録を目指したが及ばず、6㌢差で優勝を逃した。

 2回目の跳躍後、他の競技の表彰式で競技が10数分間中断した。「集中が一度切れてしまい、戻せなかったことがくやしいが、自己ベストを出して勝てなかったので、仕方ないです」と前を向く。

 スタンドでは、父親で、自らも所属した美幌陸上クラブ代表、秀人さん(58)が跳躍を見守り、終了後はグーサインで健闘をたたえた。「見てもらった中で今回が一番良い成績。少しは恩返しができたかな、頑張ってきて良かったなという気持ちになりました」と話した。

 来春の卒業後は、大学で競技を続ける予定。「栄では助走速度が大きく上がりました。栄を選んで良かったです。大学でもスピードを重点的に磨きたい。日本を代表して世界で戦える選手になりたいです」と展望する。 (浩)

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