これからも楽しく弾いて、いい演奏を

2025-09-08 掲載

(北見市/文化)

北見・丸子 菜々子さん

毎日こどもピアノコンクール中学の部で最高賞

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 北見の丸子菜々子さん(北見北中学校1年)が、8月に札幌で開催された第44回毎日こどもピアノコンクール中学の部で最高賞の金賞に選ばれた。「これからもピアノを楽しく弾いて、いい演奏ができるように頑張りたい」と話している。

 同コンクールは北海道の子ども達を対象に開催。学年別などの部門に分かれ、バッハ作曲の中から選ぶ課題曲と選択曲の2曲を演奏。道内各地の地区予選、札幌での本選会で賞を決める。

 丸子さんは5歳からピアノを始め、数々のコンクールに挑戦。同コンクールにも毎年参加しており、今回は3月から練習に励んできた。

 課題曲はバッハの「平均律1巻2番ハ短調フーガ」、選択曲はバルトークの「ミクロコスモス第6巻146オスティナート」。丸子さんの演奏を生かせる曲として、指導する西尾朋子さんと一緒に選んだという。

 中学の部には全道各地の予選会を勝ち抜いてきた68人が出場。「弾く前は緊張していましたが、バッハの曲は心を込めて、バルトークは楽しく弾くことができました」と振り返る。

 時間の関係で結果発表を会場で待つことができず、金賞と知ったのは帰りの列車の中だったそう。今回中学の部で金賞に選ばれたのは丸子さんだけで「(金賞と)聞いた時は信じられませんでした。最近ようやく実感がわいてきた感じで…」と笑顔をみせる。

目標の受賞記念コンサートに出演
「いい演奏ができたら」

 西尾さんは「丸子さんはいつも純粋に音楽と向きあって努力しています。本番はピアノが好きだという思いで楽しく演奏できたと思います」とたたえる。

 来年3月には、同コンクール金賞受賞者をはじめとする上位入賞者による「受賞記念コンサート」が札幌コンサートホールKitaraで開かれる。「記念コンサートに出演するのが一つの目標でした。いい演奏がしたい」と目を輝かせている。 (菊)

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  • ピアノコンクール

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