
来年2月にイタリア・ミラノとコルティナダンペッツオで開催される冬季オリンピックにつながる、カーリングの日本代表チーム決定戦が11日、稚内市みどりスポーツパークで始まった。男子2、女子3チームが激突。これを前に10日、出場チームの公開練習と各スキップの記者会見が行われ、それぞれ意気込みを語った。
男子は昨年の日本カーリング選手権優勝・コンサドーレと今年の同優勝・SC軽井沢クラブ、女子は昨年の日本選手権優勝・SC軽井沢クラブ、今年の同優勝・フォルティウス、それに世界ランキング上位のLOCO・SOLARE(ロコ・ソラーレ)が出場している。
男子は先に3勝したチームが代表。女子は予選で3チームが2度ずつ対戦し、その上位2チームで予選の結果を含めたベストオブ5方式の代表決定戦(13、14日)により、先に3勝したチームが日本代表となる。代表チームはオリンピック出場権を懸けた12月の最終予選(カナダ)に臨む。
スキップ会見で男子コンサドーレの阿部晋也選手は「前回の悔しさをこの3年半この場面のために活動してきた」、SC軽井沢クラブの山口剛史選手は「こういう大きな大会でも一歩ずつ成長できるよう頑張りたい」とそれぞれ気合を入れた。
女子SC軽井沢クラブの上野美優選手は「前回はテレビの前で見ていた。その舞台に立てるチャンス」、フォルティウスの吉村紗也香選手は「いい準備をしてきた。自信を持ってプレーしたい」、ロコ・ソラーレの藤澤五月選手は「私達には負けられない理由と勝つための理由がある」、その理由については「内緒です」と含みを持たせた。 (寒)
