北海道北見バス(本社・北見市)はあす4日から、新たな乗車サービス「モビリーデイズ」の運用を開始する。スマートフォンのアプリや専用ICカードで乗り降りするシステムで、都市間バスを除く全線が対象。これに合わせて新たに金額式定期券の販売を開始する。道内のバス会社では初の導入で、利用者の利便性が大幅に向上する。
新サービスは、広島電鉄が開発したシステムを採用。スマートフォンでアプリをダウンロードし、クレジットカードをひも付けると自宅でも定期券の購入やチャージが可能となる。専用ICカードの利用も可能で、北見バスターミナルや各営業所で現金をチャージして使用する。どちらも乗車・降車の際に読み取り機にかざせばOK。
金額式定期券は、従来の区間式定期券とは異なり、購入時に設定した運賃内の区間であれば、通常の通学や通勤路線以外でもバスを自由に乗り降りできる。
たとえば、朝は家から学校まで乗車し、放課後は学校から塾まで乗車するといった使い方が可能。設定金額を超える区間に乗った場合は、差額分を支払えばよい。期間は通勤、通学とも1カ月、3カ月、6カ月から選べる。
4日~6日の午前7時45分~午後6時にバスターミナル、11日~13日の午前10時~午後3時にまちきた大通ビル1階のハッカミントステーションで登録会を行う。