学校における働き方改革を進めている大空町教委は、2025年度上期の教職員の時間外在校時間(超過時間)を公表した。前年同期と比べ、超過時間は減少しており、「月80~100時間未満」の人数は3分の1に減った。
同町教委は「大空町アクション・プラン」に基づき、教職員の超過時間の削減をめざしている。取り組みの一環として、毎月の超過時間の状況を公表している。
先日に公表された令和7年度上期(4~9月)状況は、町立小中学校4校に勤務する校長や教頭、教諭(養護、栄養も含む)、事務職員の77人を対象に調査した。
超過時間の月ごと平均を見てみると、4月の33時間13分が最も多く、次いで6月の29時間21分、5月28時間59分などとなっている。
各月ともに「45時間未満」が7割以上で、8月においては100%だった。また、「80時間~100時間」は4月の2人のみで、前年の3分の1に減少した。
こうしたデータを踏まえると、教職員の超過時間は減少傾向にある。超過時間の平均値だけでも、25年度上期は前年同期と比べ2時間ほど短縮している。
同町教委は「今後とも働き方改革に対し、地域や保護者の皆様のご理解とご協力をお願いします」(HPより)と呼びかけている。 (大)
