融雪期には土砂災害が発生するおそれがあるため、事前の確認が重要である。連載10回目は「北見市防災いつでもノート」から、「土砂災害対策・土砂災害の種類と前兆現象」を紹介する。
【がけ崩れ】地面にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、急激に斜面が崩れ落ちる現象をいう。突然起きるため、被害者の割合も高い。
前兆現象としては、「がけにひび割れが入る」「木が倒れる」「わき水の量が増える」「小石がバラバラ落ちる」などがある。
【土石流】山腹や谷底の石や土砂が、長雨や集中豪雨などによって一気に下流へ押し流される現象をいう。時速20〜40㌔という速度で流下し、一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させる。
前兆現象としては、「異常な山鳴りや地鳴りがする」「山の樹木がザワザワと騒ぐ」「腐った土のにおいがする」「川の水位が下がり、水が濁る」などがある。
【地すべり】斜面が地下水の影響と重力によって、ゆっくりと下方へ移動する現象をいう。一旦動き出すと、完全に停止させることは非常に困難である。
前兆現象としては、「木がきしむような音がする」「ひび割れや段差ができる」「池や川が濁る」「水が噴き出す」「家が傾く」などがある。
ただし、これらは一般的な前兆現象であり、必ず発生するものではない。普段と違う様子に気付き、身に危険を感じた場合は、早めの避難が重要だ。
次回は「土砂災害の警戒区域」について紹介する。 (知)
