帝国データバンク北見支店がまとめた2025年のオホーツク管内建設業売上高調査によると、上位100社の合計売上高は前年比2・4%増の1317億6500万円となり、2年連続で前年を上回った。3年ぶりに1300億円台に乗せ、過去18年間で5番目に高い水準を記録するなど、管内建設業界の底堅さが鮮明となっている。
企業別の売上高ランキングでは、西村組が前期比8・0%増と大きく伸ばし、2年ぶりに首位へ返り咲いた。2位には前年1位だった渡辺組が入り、3位早水組、4位松谷建設、5位丸田組と続いている。上位5社の顔ぶれは前年と変わらないものの、首位争いには変動が見られた。
業績の内容を詳しく見ると、増収企業は58社で、前年の45社から13社増加した。特に20%以上の高い伸び率を示した企業が25社に達し、増収企業全体の4割以上を占めている。業種別では、土木や建築工事を主体とする総合工事が80社と大半を占め、売上高も前年比3・8%増の1114億7400万円と好調だった。一方、金属製屋根や建具工事などの職別工事は、売上高が前年比で約3割減少しており、業種による明暗も分かれている。
今後の展望について同支店は、災害復旧を含む大型公共工事や民間施設のリニューアル需要が堅調に推移すると予測。一方で、資材価格の高騰や深刻な人手不足、金利上昇の懸念など経営環境は厳しさを増しており、地域に貢献する地元企業の技術力や専門性に一層の注目が集まりそうだ。 (柏)