
■執行方針
網走市教委は一部の学校運営関係者らに、28年度には中学校部活動の部員募集を停止するなどの方針を示している。
木野村教育長は、先日の網走市議会定例会で述べた、26年度教育行政執行方針の中で、部活動の地域移行について「(市民10人からなる)部活動地域移行検討協議会での議論を踏まえ、網走市の方針に則り地域展開について進めてまいります」とした。
他地域との〝選手の奪い合い〟どうする?
■課題
近年、網走市や近隣の自治体でも民間団体によるスポーツクラブが誕生している。こうした状況の中で浮上しつつある課題に、「入会金を含めた月謝の金額設定」や「選手の流出」がある。
市内中学校の部活動は基本的に〝入会金〟や〝月謝〟は不要。よって、中学生は家庭の経済状況に影響されず、やりたいスポーツに親しめる。
スポーツクラブへは基本的に、中学校の通学区にこだわらずに入会できる環境にある。クラブ運営に携わるある市民は「選手の〝奪い合い〟が顕著化する可能性がある」と指摘する。
こうした課題が深刻化することを防ぐため、網走市教委は26年度中には「地域クラブ認定制度(クラブ支援)」を導入する方針を示している。
■賛成
同市教委は23年10月、市内の中学校教諭を対象にアンケート調査を実施。部活動の地域移行については、9割が「賛成」だった。
部活動の指導については8割が「負担」とし、2割強が「学校部活動は必要ない」と感じていた。
また、学校部活動の課題として、「教諭への過大な負担」「勤務時間外の活動に従事させられる」「遠征が自腹」「本来業務ではないのに、半強制的にやらされている」などとの意見が寄せられていた。