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置戸「どま工房」を訪問

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2019/01/19掲載(置戸町/社会)

故・秋岡芳夫さんのコレクション収蔵

置戸町でつくられる木工芸品“オケクラフト”の名付け親で、工業デザイナーの故・秋岡芳夫さんが収集した手仕事道具や執筆資料を収蔵、展示する「どま工房」(町山村文化資源保存伝習施設)が町内にある。昨年10月から11月にかけて収蔵品の一部を展示する企画展、ものづくりのワークショップが行われた。同施設を訪問した。

日本の手仕事道具テーマの冊子が昨年最終刊
企画展やワークショップで情報発信を

秋岡コレクション企画展

秋岡コレクション企画展

どま工房は林業と農業をベースにした生活の知恵と技術を次代に伝承する施設として平成6年、開館した。

 秋岡さんが9年に亡くなり、収集した手仕事道具や生活用具、執筆資料など合わせて約1万8千点が遺族から寄贈され、同工房で収蔵している。

 町教委は同年から寄贈品の分類を始めた。秋岡コレクションといわれる、江戸時代からの道具類を研究員が代々、文献などで用途や製造年を調査し、データ化している。

 19年からテーマ別に年2~4回のペースで冊子「日本の手仕事道具」を発行している。昨年8月には最終刊となる第28集「秋岡作品竹とんぼ」が完成した。秋岡さんが生涯作った竹とんぼは数千といわれ、一つとして同じものはないそう。「手を動かしてものを作る」をモットーにした165点の撮影画像、寸法などが掲載されている。

 昨年10月から11月にかけて企画展「手で見る・手で知る・日本の道具」が開かれ、ほおの木で汁物などをすくう台所用具の杓子(しゃくし)を作るワークショップが行われた。 企画展は生活道具にスポットを当て、鋸(のこ)、金槌(かなづち)など約300点を展示。冊子「日本の手仕事道具」の全集も並んだ。通常の企画展では展示品に触れることはできないが「手に取って使いやすさを感じて」と触れることを可能にした。

 ワークショップでは素材に輪郭線を描き、なたで粗削りし、のみで凹状に削り、杓子を作った。当初3回の予定だったが、参加希望者が多く、追加して4回行う人気となった。

 どま工房研究員の女性(30)は「冊子の発行は終刊となりましたが、企画展やワークショップなどで秋岡コレクションを後世に伝えるため情報発信に努めていきたい」と話している。 (成)

 

日本の手仕事道具-秋岡コレクション最終刊と竹とんぼ

日本の手仕事道具-秋岡コレクション最終刊と竹とんぼ

ワークショップ杓子づくり

ワークショップ杓子づくり