人が暮らす〝今〟と〝未来〟を探そう!!

北見市・網走市・美幌町・大空町・津別町・置戸町・訓子府町の2市5町に約84,000部を所定エリア全域配布

紙おむつ類の焼却試験、計画大幅に下回る

2021-08-13 掲載

(網走市/社会)

網走市 大空町に委託、年600㌧を計画

 網走市は試験的に、収集した使用済み紙おむつの一部などを大空町に運搬し焼却処分してもらっている。埋め立て処分場の延命策で、計画では「年600㌧」の処分を委託する。しかし、6月と7月の搬入量は計画を大幅に下回っており、「年600㌧」を実現するための課題は多いようだ。

搬入量は2カ月で半分以下の約39㌧
今後は容器包装プラ残さを除き燃焼試験実施

 焼却処理の試験は6月からスタートし、分別収集している使用済み紙おむつの一部や容器包装プラスチック残さなどを大空町に運搬している。市は今年度当初予算に、大空町への年間委託料など関連事業費3500万円を盛り込んでいる。

 大空町との共同で進められる試験では、網走市から運ばれるごみがどの程度、焼却処理できるのかなどを調べている。

 これまでの試験では、容包プラ残さを大量にまとめて燃やすと焼却炉への負荷などが予想以上に増すことが判明。こうした結果から、網走市からの紙おむつごみなどの運搬量は当初見込みより大幅に減らさざるを得ないという。

 網走市によると、今後は容包プラ残さを除いた紙おむつだけの燃焼試験に着手するという。

 両市町は、今後の試験による結果を踏まえ、焼却処理に関する協定を結ぶ。網走市側は9月中にも締結できると見込んでいるが、焼却試験の進ちょく状況によってはずれ込む可能性もある。

 市によると、大空町へのごみ運搬量は6月が約20㌧、7月18.8㌧。計画の「年600㌧」を達成するための月平均は50㌧だが、6・7月は大幅に下回っている。

 使用済み紙おむつの分別収集は、現在稼働する廃棄物処分場の完成(2017年)に伴ってスタート。20年度の収集量は1062㌧、19年度1262㌧、18年度1268㌧などとなっており、ほぼすべてが埋め立て処分されている。

 市の計画では、分別収集した紙おむつゴミは中間処理するなどして埋め立て処分しないことになっている。しかし、現時点で中間処理施設などの建設は視野になく、大空町での焼却処理に舵を切った形だ。

 市の埋め立て処分場(18年4月に供用開始)の供用期間は「15年間」としている。しかし、現状ペースだと5、6年年後には満杯となる可能性が高まっている。要因は「紙おむつごみ」と「生ごみ」で、計画通りに処理できず埋め立て処分場へ搬入しているためだ。

 大空町での紙おむつ処理が、市の計画「年600㌧」で進んだとしても、埋め立て処分場へ搬入される紙おむつゴミがゼロとなる可能性は極めて低い。関係者は「網走市のごみ処理問題は緊張感が増している」とする。(大)

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー

キーワード

  • 紙おむつ
  • 焼却
  • 委託

関連記事