北見市在住の85歳女性。健康のために特別なことはしていないというが、夫とともに日々健康で過ごすため、塩分は控え目、野菜は種類豊富に−と、毎日の食事には気を配る。そのかいあってか、健康管理のために定期的に通う病院の医師に「100%健康です」と言われ「健康のお墨付きをもらったみたいで、気持ちまで元気になりました」とうれしそう。
北見柏陽高校4期生OGでつくる「リラの会」の一員。定期的に食事会などを開き、40年以上途絶えることなく交流している。集まると互いに下の名前で呼び合い、おしゃべりに花が咲く。「みんなに会うと学生時代に戻った気分になれるんです」。
現在は新型コロナウイルスの影響で毎月1回の食事会は中止しているが「リラの会があり、みんなに会える楽しみがあるからこそ元気でいられます」と、今でも続く青春時代の絆が健康の秘訣のよう。
地域の老人クラブにも所属している。20年前に入会し「いつの間にか私が最年長」。民舞とカラオケを楽しんでおり「歌ってストレス解消し、踊りで足腰が強くなり、楽しく健康づくりができているのかもしれません」と話す。
コロナ禍で家で過ごす時間が長くなり、小学生のころ、先生に文章を褒められたことを思い出して俳句や詩を書くようになった。日常生活のささいなことを題材に「自分なりに死ぬまで楽しみたい」と新しい趣味に目を輝かせている。 (理)