連載 留辺蘂高校存続問題 疑問点だらけの募集停止案⑦

2022-06-23 掲載

(北見市/本紙連載・教育)

不公平感つのる配置案

少子化進み、すでに限界か

 北見市留辺蘂に住む留辺蘂高校OBの男性市民は「ほかの高校は入学者数がひと桁だったり、留辺蘂高校より少ないのに募集停止案の対象にはなっていない。地域の特性は分かるが、なんだか不公平ではないか」と率直な疑問を投げ掛ける。「そう思っている人は多いと思うよ」と続ける。

 「学科を特化していたり、市街地まで遠く離れていてサテライト校として運営しているのはわかる」としつつ、「だからと言って、それら存続している地域の児童生徒達と、留辺蘂の児童生徒に違いはないはず。差別とは言わないが、平等ではないよね」と取材を通して男性市民に言われた。

 中学卒業者数がしだいに減少するなか道教委はこれまで、対応策をそのつど練ってきた。しかし今後さらに少子化が進むと、募集停止案をはじめ現在の配置計画はすでに、限界にきていると言わざるを得ないかもしれない。

 「将来を見据えて地域のことはもちろん、そこに住む子ども達の未来を考えて実施するのが配置計画であるはず。今の留辺蘂高校に対する道教委のやり方は、ただ単に学校を減らすための数合わせにしかなっていない気がする。少なくともそう受け止めている人がいるから、1万人を超える反対署名になったんだと思う」と手厳しい。

 その上で「道教委には、地域住民やOBにきちんと分かるような説明を求めたいが、聴こえてこない。卒業生として納得いかないまま学校がなくなるのは皆いやだと思う。理解できる回答を期待したい」と言う言葉は重く響く。 <つづく>(寒)

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