北見若松小学校でこのほど、森や木について学ぶ木育教室が行われた。山林所有者による北見市林業グループのメンバーなどを講師に迎え、全校児童25人がシイタケの植菌作業などを体験した。
市内の小規模校を対象に毎年実施しており、同校で行うのは3年ぶり。この日、同林業グループの八巻吉明会長ら3人をはじめ、北見広域森林組合、オホーツク総合振興局東部森林室などから合わせて10人ほどが訪れた。
児童達は、八巻会長所有の山で伐採されたミズナラの原木約70本に、木片状態のシイタケの「駒菌」を打ち込む作業に挑戦。初めて体験する低学年は慣れない木槌にとまどっていたがしだいに上達し、原木に開けた穴に次々と駒菌を打ち付けていった。
作業終了後には、森林の水をきれいにする役割について紹介する紙芝居も披露された。
5年生の女の子は「木の大切さが分かりました。シイタケの植菌は2回目ですが、あらためてすごいなと思いました」と感想を話していた。(菊)