三日月ほんのり地球照

2023-05-26 掲載

(置戸町/話題)

本来陰の部分も地球の反射で

置戸町川南で(23日午後7時40分頃) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
置戸町川南で(23日午後7時40分頃)

 日の入り後の西の空に今の時期、三日月が金星や火星と一緒にひと際輝いて見える。さらに月をよ〜く見ると、本当は暗くて見えないはずの部分も…。

 それは、日没直後にはまだ現れない。

 茜色だった夕空が群青色へと、宵の明星が輝きを増す頃、太陽の光をシャープに受けた細い三日月とともに、月全体が薄っすらと丸く見え始める。なぜ…。

 その正体は、地球の輝き。地球の氷雪や雲に反射した太陽光が月まで届いて照らす「地球照(ちきゅうしょう)」と呼ばれる現象。目の良い人ならば肉眼でもぼんやり見えるはず。

 23日の日の入り後、置戸町川南の小高い丘からは、輝く面が15%ほどの三日月と金星がまるでカップルのように並んで見えた。照れた三日月が頬を染め、丸くて優しいあかりとなって金星を照らしているかのようだった。

 まもなく半月へと近づくと、明るすぎて陰の部分は見えなくなる。地球照は、新月前後の数日間見られる。(寒)

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
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