北見市環境審議会(会長・南尚嗣北見工大教授)が6日、クリーンライフセンターで開かれ、2022年度の環境調査結果について報告を受けた。大気や騒音など概ね良好に推移したが、臭気については委員から一部地域で改善を求める声も上がった。
市は毎年、大気や河川の水質、自動車騒音などを調査している。報告によると、大気調査では二酸化硫黄、二酸化窒素、PM2・5(微小粒子状物質)などが年間を通じて環境基準値を下回り、良好な状態を維持した。
常呂川の水質調査では、忠志橋(端野自治区)の調査地点で10月に大腸菌数が環境基準値を超過したが、それ以外の月はいずれも下回った。
工場周辺などで実施する臭気調査の結果について委員から、臭気が強い地域があるとして改善を求める意見が上がった。
このほか、辻直孝市長が市環境基本計画の改定を諮問。建設工事が進められている常呂・能取風力発電事業の進ちょく状況についても説明があった。(柏)