オホーツクJA青年部が農業指導…特産品の苦労知る

2023-10-17 掲載

(北見市/教育)

北見藤高で玉ねぎ収穫

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 北見藤高校の学校菜園で6日、2年生が玉ねぎを収穫した。技術指導するオホーツクJA青年部のメンバー7人と一緒に行った。

 同高の環境教育の一環。佐々木淳教頭によると「座学の授業から一歩踏み出て、生徒が実際に自分の手で栽培することでより理解が深まり、郷土愛も育まれるはず」と2015年度から同青年部の協力を得て実施している。これまでに小麦やカボチャの栽培を学び、昨年はビートを育てた。

 今年は、地元の特産品だけれども、生徒にとってはどう栽培されているのかあまり知らない玉ねぎを育てることに。同青年部の指導のもと5月に定植し、その後に栽培方法を教わってきた。担任の教諭は「日照りがあり害虫や雑草に悩まされ、農家さんの苦労を実感する授業になった」という。

 約50平方㍍の畑で「スーパー北もみじ2000」品種を約千玉収穫。全体的に小ぶりだが、見守った同部の貝沼隼人副会長は「小さいけれど、雑草に守られたのか高温障害は少ないようだ」と評価した。作業にあたった2年生の女子生徒は「大きいのや小さいのがあった。雑草取りの手を抜いたのが原因かも」と反省していた。

 収穫が終わった畑の土起こしも行った。慣れない手つきで鍬(くわ)を操る生徒にメンバーから「腰が入っていない。もっと深く」と檄(げき)が飛んでいた。その後座学で意見交換を行い、同部が無農薬や有機栽培、安全性について説明した。

 収穫した玉ねぎは、ドライ玉ねぎに加工しオリジナルの商品開発も行いたい考え。(寒)

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