本格運行1年で約1100人が利用

2023-11-20 掲載

(北見市/社会)

留辺蘂のコミュニティバス「白花豆号」

 北見市留辺蘂自治区の市街地を走るコミュニティバス「白花豆号」が本格運行に移行してから1年余りが経過した。地域の足として定着する一方、利用者が高齢者にかたよっているのが現状。今後の人口減少を見据え、幅広い層の利用が課題となっている。

買い物や通院など乗客の大半が高齢者
幅広い世代の利用促進が課題に

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 市は2021年12月から白花豆号の実証運行をスタートさせ、昨年10月に本運行に移行した。北見自治区の若松・川東エリアを走る「わっかバス」に続き市内では2例目のコミュニティバスとなる。

 車両は8人乗りのミニバンを使用し、運行はタクシー会社に委託。平日のみ1日6便を運行し「順周り」と「逆回り」各3便となっている。

 完全予約制で、利用する場合は事前連絡が必要。以前は前日までの予約としていたが、利用者の声を受け10月からは運行15分前まで予約を受け付けている(朝の1便のみ前日予約)。予約がない便は運行していない。

 このほか、バス停の位置やダイヤを一部見直すなど、乗客の利便性向上を図っている。

 1年間の乗車実績は年間、約1100人。午前の便の利用が多く、乗客の大半が高齢者で、主に買い物や通院などに利用されている。市地域振興課は「若い人にもっと使っていただきたい」とし、若年層を含む幅広い世代の利用を促したい考え。(柏)

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