北見工業高校の建設科3年生7人がこのほど、北見大正小学校で出前授業を行った。5、6年生18人が高校生の指導でセメントを型枠に流し込む体験に目を輝かせた。
同校3年生が毎年実施している課題研究授業の一環。7人は今年同小で駐車場の白線引き作業を行っており、訪れるのは2回目。
授業ではまず、高校生がセメントとコンクリートの違いなどを説明。「コンクリートはつぶす力と引っ張る力のどちらに強い?」などクイズも出題し、分かりやすくそれぞれの特性を伝えた。
児童達はこぼれないように水とセメントを丁寧に混ぜ、好きな色の粉を入れてキャラクター型の容器に流し込んだ。中には複数作るグループの姿もみられた。
6年生の女の子は「コンクリートとセメントの違いを初めて知りました。(高校生は)キャラクターの型に入れるのを手伝ってくれてうれしかったです」と笑顔。
高校生は「子ども達に分かりやすく説明する難しさも感じましたが、楽しかったです」と話していた。(菊)