美幌町が公共施設にエアコン導入へ

2023-12-01 掲載

(美幌町/社会)

保育園、小中学校など12施設…12月の町議会定例会に提案

 美幌町は2024年度、公共施設にエアコンを導入する。保育園、小学校、中学校をはじめ、コミュニティセンター、しゃきっとプラザ(2階事務室)など12施設に合計154台を設置する計画。12月の町議会定例会に関連予算案を提出する。

 近年の夏場の猛暑を受け、エアコンの導入については9月の町議会定例会で一般質問があったほか、平野浩司町長と町民の意見交換の場でも、保護者から学校や保育園への導入を要望する意見が出された。

 導入にかかる事業費は3億4789万円。国の総合経済対策などを活用する。12施設のうち小中学校3校と中学校2校の5施設は、普通教室と特別支援教室、職員室に導入。教室数などにより19~37台を設置する。事業費は5施設合計3億1893万円で、全体の9割以上を占める。

 このほか、東陽保育園、美幌保育園もそれぞれ7台を設置。子育て支援センターなどが入るコミュニティセンターに9台、稲美の青稲地区ふれあい会館にも1台を設置する。

 平野町長は、学校を休校にしたり、冷房を効かせる「シェルター」を公共施設内に開設した今夏の猛暑を振り返り「災害と同じような対応を求められた。一方で、自宅で暑さに対する安全が守られるのかという心配もあり、安全確保に努める必要があると判断した」と提案の意図を話した。(浩)

キーワード

  • エアコン

関連記事

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー