同気象台が前年1年間の管内地震活動を集計し、例年この時期に発表している。
それによると、昨年2月25日に釧路沖を震源とするM(マグニチュード)6・0の地震が発生。北見市公園町、美幌町東3条などで震度3を観測し管内の広い範囲で震度2~1を記録した。6月11日には苫小牧沖を震源とするM6・2の地震が発生。北見市常呂町常呂で震度3を記録したほか美幌町、大空町、訓子府町、置戸町などで震度2、網走市などで震度1を観測した。
震度3以上はこの2回で、ほかは最大震度2が5回で震度1が16回。ほとんどが震度1の揺れだった。
震源が管外だったのは20回で管内は3回。管内はいずれも網走地方を震央とするM2・7~
3・0規模の地震で、このうち4月9日には津別町幸町で震度2を記録している。
この10年間に管内で震度4以上を観測したのはゼロ。震度3を12回観測し、おもな地震では2018年9月6日の胆振東部地震で北見市公園町で震度3、網走市で震度1など。
管内の震度1以上発生はこの3年間、2021年が22回、22年が18回、23年が23回。近年は小規模の発生で推移している。(寒)