津別町は、能登半島地震で被災した石川県穴水町に、支援のため職員2人を派遣した。2人は9~15日の7日間、現地で活動する。7日、役場庁舎で出発式が行われ、佐藤多一町長をはじめ職員が2人を激励した。
防災危機管理室室長の53歳男性、建設課技術係の23歳男性の2人。ともに希望して派遣された。
穴水町、津別町ともに山梨県南アルプス市と姉妹都市提携を結んでいる縁で、南アルプス市を通じて打診し、派遣が決まった。
2人は8日に津別町を出発し、南アルプス市経由で9日に穴水町に入った。支援内容は未定だが、15日まで活動し、16日に帰町する。
出発式には大勢の職員が出席。佐藤町長は「家族や家を失った人たちが大勢避難している。厳しい状況下での支援になると思うが、心意気を見せてほしい」と激励した。
2人は「現地の雰囲気をしっかりつかみ、力になってきたい。経験してくることを津別の災害対応、備えにも生かせたら」、「想像を超えるような状況が待っていると思うが、少しでも役に立てるよう頑張ってきたい」と述べた。(浩)