コンクールは、道内の農山漁村の魅力と活力を高めようとする道内の住民主体の活動を見い出して発信、波及させ、振興に寄与する狙い。2001(平成13)年から2年に1度開かれ、今回は56市町村・63件の応募があった。
びほろ笑顔プロジェクトは24年に設立。交流人口の増加、活性化につながる特産品開発を目的に、商工会議所や飲食店、自治体、農家らに高校生も加わって活動を始めた。
美幌産豚肉を原料にする「美幌豚醤まるまんま」をはじめ、就労型多機能事業所のワークセンターぴぽろに栽培委託したトマトを使う「美幌とまポン酢」などの調味料を中心に開発を続けている。小学生を対象に、地域の農畜産物と特産品開発についての食育授業にも取り組んでいる。
地域の特産品開発や食育の取り組み評価
「今後も美幌を盛り上げたい」
5日、平野浩司町長が立ち合い、美幌町役場で表彰伝達式が行われ、網走開発建設部の草薙忍部長が同社の大友真佐美商品開発室長に表彰状を手渡した。
草薙部長は「地域を盛り上げようとされていることに敬意を表したい」と賛辞。横山代表社員は「関係機関の協力に感謝したい。今後もさらに精進し、美幌を盛り上げたい」、大友室長は「工場もない中でのスタートだったが、地域の方々が常に応援してくださった。今後も美幌を広める活動を続けたい」と謝辞を述べた。
コンクールの大賞は24年度、優秀賞を受賞した12団体の中から選ばれる。(浩)