調査は4~7月、全国の小学5年生と中学2年生を対象に実施。市内では小学生845人、中学生757人が参加した。
市内児童生徒の平均身長は小学生男子が139・5㌢、同女子が142・0㌢、中学生男子が162・4㌢、同女子が154・9㌢。小学生男子は全国平均を0・1㌢下回ったが、それ以外は全国平均を上回るか同じとなった(表参照)。
体重は全国と比較して0・2~1・9㌔重く、肥満傾向(高度肥満、中等度肥満、軽肥満)は、中学女子で9・1%(全国平均7・0%)、小学男子で22・5%(同13・7%)を占めるなど総じて全国平均を上回り、特に中等肥満と軽肥満の割合が高い結果となった。
運動能力調査は小中学生ともに8種目を実施。小学生は男女とも「握力」と「ソフトボール投げ」の2種目で全国平均を上回り「上体起こし」「長座体前屈」「反復横とび」など6種目が全国平均を下回った。
中学生男子は「握力」と「反復横とび」の2種目が全国平均を上回ったが、その他6種目は下回った。
同女子は全8種目とも全国平均を下回るなど、小中学生とも前年実績と同等か、それを下回った。
市教委や各学校は、授業の改善や工夫、体育授業以外での運動機会の創出などを通じて体力向上を図る─としている。(柏)